モスバーガー ソイテリヤキバーガーを肉嫌いの人間が初めて食べた話
突然ですが、私は生まれてこの方肉が嫌いです。
焼肉、焼き鳥、ハンバーグ、唐揚げ。食べたことがありません。食べたいとも思いません。子供の頃はお子様ランチではなく、かけうどんを好んでいました。
世の中には肉料理が溢れ、弁当にも必ず一つは入っている始末。
学生時代は唐揚げとレタスを交換してもらい、焼肉屋に行けば焼く係をしつつ塩キャベツを摘む、そんな人間です。
私が肉を嫌いな理由を挙げるとするならば
第一に、白身が本当に無理。
第二に、千と千尋の神隠しがトラウマになっている。
第三に、以前見たニュースの内容にショックを受けた。
この三点。
前置きはさておき、ある日「大豆ミート」なるものに出会いました。見つけた商品は大豆ミートの唐揚げ。
『大豆なら買ってみるか!』なんて軽い気持ちで購入。
もうそれがめちゃめちゃ美味かった。
『なるほど、こりゃみんな肉が好きなわけだ』
(まあ本物の肉は食べようとは思わないわけですが。)
つい先日、また大豆ミートが食べたくなり色々考えていたところ、モスバーガーに辿り着く。
『ソイパティ』『テリヤキバーガー』
https://www.mos.jp/menu/detail/?menu_id=011115&c_id=33
いやいやあんた、アレルギーに鶏肉の印あるじゃん。舐めるんじゃないよ。
調べるうちに「テリヤキソースにチキンエキス」が入っているらしいということと、モスバーガー公式のソイに関する記事を見てマジで肉不使用なんだということを信じることが出来て試しに購入。
(肉嫌いにとって【本当に】肉が入っていないのかという部分は何よりも大事なんです)
見た目はマジでハンバーガーそのもの。
正直齧り付いたら死ぬか吐くかだと思うぐらい肉々しくて躊躇した。まあ万が一があったときは…と思いつつ、一口。
『え…いけるじゃん!?てかレタスうま!』
ベジタリアンの私にとってレタスは救世主でしかなく、レタスの旨さにまずびっくり。(何だったら家族の菜摘分のレタスまでもらった。)
食べ進めるうちに白身?を演出するようなものを見つけて『あ~無理無理、ビジュアルがリアルでやばいかも』と思い、恐る恐る白いものだけ食べると蒟蒻なのか何なのかよくわからないけど一先ず食べれたことに安堵。
生きている間に肉嫌いの私がハンバーガーに齧り付いて食べられる日がくるなんて思わなかった。
『ハンバーガー、肉抜きで!』
バンズとチーズとケチャップだけの生活からはさらばだ。
ありがとう、モスバーガー
ありがとう、ソイ
ありがとう、レタス
追伸
「ソイなんですが、作り直すのでお時間もう少々よろしいですか?」とわざわざ待合のところまで出てきて声をかけてきてくれた女性店員さんへ
失敗したのか、間違えてしまったのか、細かいところは分かりませんが、ご面倒をおかけしてしまいすみません。あの時も伝えましたが全然大丈夫です。毎日何個も作っていればミスもするし時間もかかります。言うなればゲシュタルト崩壊ですよ。
店員さんのような方がいるから私は夜ご飯を食べられたし、食べられるものが一つ増えました。
美味しく作ってくれてありがとうございました。
また、伺います。